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2017年9月13日 (水)

「ガバナー公式訪問」

8月3日卓話要旨
国際ロータリー 第2580地区 2017-18年度ガバナー  吉田 雅俊 氏

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    今年度のイアンH.S.ライズリーRI会長のテーマは「ROTARY:MAKING A DIFFERENCE(ロータリー:変化をもたらす)」です。重点項目として最初に、「クラブのサポートと強化」を挙げています。会員数の減少は世界的な傾向ですが、特にロータリー先進国であるアメリカや日本、欧州諸国の減少が著しく、増えているのはインドやアフリカ、東南アジア、中南米です。
 10年前は会員の13%が女性でしたが、今は約20%に上ります。RIとしては40%ぐらいにすることを目指していると思います。しかし、日本の女性会員の割合は5%です。神田RCは58名中1名ですから、あと2名増えれば平均値ですが、私が所属する東京新都心RCには女性会員がいません。矛盾しているかもしれませんが、ガバナーの立場から女性会員の増強をお願い致します。
 世代構成としては、40歳未満の会員が5%で、大半が60歳を超えています。神田RCの平均年齢は68歳とのことですが、10年、20年後を考えると、もっと若い世代の人に積極的に関わってもらうことがクラブの発展強化につながると思います。
 二つ目の重点項目は「人道的奉仕の重点化と増加」、三つ目の重点項目が「公共イメージと認知度の向上」です。日本人は陰徳を積むことを好みますが、実は欧米でも匿名の寄付が結構あるようです。しかし、自分も社会に大いに貢献しようという大きな流れを生み出すことは、ロータリーの公共イメージの向上にもつながると思います。
 私の今年度のキーワードは、「感動と調和」です。ロータリーの活動が感動を伴い、その時代や社会、価値観や行動形態と調和の取れたものであったからこそ、1905年の設立以来現在まで112年間にわたり、200カ国を超えるまで普及してきたのだと思います。感動は行動のエネルギーです。また、上山ガバナー年度の重点項目は「親睦と研修」でした。そこで2017-18年度は「研修と実践」を行動指針とし、引き続き幅広の研修をベースに、実践検証を各クラブに推奨しようと思います。まさに実践の中に新たな発見があり、次の活動につながるものが含まれていると思うからです。
 新都心RCではネパールの農村での井戸建設を支援していて、私も支援現場の視察に行って参りました。最初に行った現場では、水をかけて喜ぶ子供たちの姿がありました。通訳の人は「あの子たちは今まで貴重な井戸水で水遊びなどしたことがなかったと思います」と話していました。別の現場では、14~15歳のかわいらしい少女が井戸の水でいつまでも顔を洗っていました。恥ずかしくて言葉で言えないので、うれしさを体で表現しているのです。次の現場に行きますと、ちょうど櫓を組んで井戸を掘っているところでした。櫓から10mほどの鉄パイプをハンマーで打ち込むのですが、水が出なければやり直します。機械もガソリンもないここでは、こうして人手で掘るのが最良の方法なのです。
 ネパールではかなりの労働者が海外へ出稼ぎに行っているそうです。最後に訪れた現場では、朝鮮系の奥さんが病身の夫をかかえ子供3人を養うために、陸稲やトウモロコシを栽培している農家へ働きにいって、一家を支えていました。そこではまだ井戸が完成しておらず、我々がそこでポンプを組み立てました。初めて水が出た時には、住民と一緒に歓声を上げました。彼女は「水が毎日好きなだけ使えるのがうれしい。小さな裏庭に水をまくことでトウモロコシを栽培でき、子供たちがひもじい思いをすることがなくなる」と涙ながらに言っていました。
 ただ井戸を掘っただけで、彼等が自分達で井戸を使い続けられるよう支援指導しなければ、本当の奉仕とはいえません。ライズリー会長も「無医村にクリニックをプレゼントするだけでなく、クリニックが地元の人たちによって運営され、医療器具も薬も使えるようにしなければ、奉仕として完結しない」と言っています。それと全く同じです。
 今回の我々のプロジェクトは、ネパール出身で新都心RCメンバーのヴァッタ・ヴァバン氏が設立したBBトラストという福祉団体と、カトマンズのロータリークラブの協力によって実現しました。我々も3~5年に1度は現地を訪れて状況確認し、自分たちのできることをしていこうと思っています。当事業はグローバル補助金を活用して行ったものであり、「ロータリー:変化をもたらす」のテーマの一環だと思っています。ロータリー財団の資金は使うためにあります。皆さんもぜひグローバル補助金に挑戦して、世の中に何らかの変化をもたらしていただきたいと思います。

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