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2018年9月11日 (火)

「支援先訪問報告」

7月19日卓話要旨
2017~2018年度 社会奉仕委員長  宮地 浩太会員

  2017~2018年度、社会奉仕委員会の活動として、過去に支援をした、また支援を続けている児童養護施設2ヶ所と認可外の幼児保育施設4ヶ所を、大塚会長、中島会員、藤井城会員、新会員と宮地の5名で、4月19日より2泊3日で訪問して参りました。
 児童養護施設2ヶ所(大洋学園・旭が丘学園)と、幼児保育施設4ヶ所(おひさま保育園・双葉保育園・若草幼児園/以上気仙沼市・入谷ひがし幼児園)。   また、岩手県大槌町で活動している子どもの学習支援団体「認定NPO法人カタリバ」(本部は東京杉並区)を訪問し、活動の様子、東北の様子を伺って参りました。
そして、6月24日には、「第33回大船渡市長杯児童福祉施設球技大会(8施設約200名の子どもが参加)」に、野球ボール8ダースとハンディ拡声器を寄付するとともに、球技大会見学と表彰授与式に、藤井会員と新会員2名が参加致しました。

■認可外幼児保育施設4ヶ所を訪問して
私どもの訪問を歓迎してくださったことは言うまでもありません。支援後の各施設の様子としては、被災後施設のスタッフの皆様や、子どもを預ける親御さんの協力もあり運営は続けているものの、やはり人手が足りない、雇い入れる資金が足りないと言う声が聞こえました。認可外から認可を取得すれば資金的には今より余裕が出てくるものの、園児たちの人数を制限せざるを得ず待機児童が増えてしまうことと、同時に地域の若い親御さんの労働力を活かすためにも子どもたちを預かる場所が必要ですと、おひさま保育園園長先生は、目を赤くしながら訴えていらっしゃいました。このお話は、2013年当時園児バスをお届けした際にも同じお話を伺っており、地域の問題が解決の方向に向かっていないことを示すお話として、強く印象に残りました。
また、双葉保育園では震災当時に生まれた子はこの春卒園し、園児たちは地元気仙沼の小学校に通う子は一人だけだったと言うお話、南三陸町の入谷ひがし幼児園園長先生の、人がだんだん減ってきていることによる園の運営や、自身の先々に対し不安で眠れない日も多いとのお話は、被災地から離れた人たちが未だ戻らず被災前からあった過疎の形相がむき出しになってきていることを実感し、日本国内中にある過疎問題が、被災した地域にはより大きな問題としてのしかかっていることを強く感じた次第です。
■児童養護施設2ヶ所を訪問して
現在の日本における児童養護施設は、600ヶ所を超えて増えており、平成28年10月時点で27,000人を超えた子どもたちが施設で生活をしています。そして保護される子どもの約6割は虐待が原因と、厚労省はその数字をあげています。また、虐待への児童相談所への問い合わせは、平成27年時点で10万件を超えています。また、園を卒業後、退学・退職率も高いという現実があります。
子どもは家族の中で育つべきと里親制度も進んではいるものの、先進国との比較では非常に低い数字となっています。約2割程度でしょうか。お隣韓国の約半分程度、欧米との差は大きく、国によっては三分の一から四分の一程度でしかありません。国の予算が施設に、子どもたちに向けられにくい中、社会的養護について多くの方々が考え、できることに関わりながら社会的風土を将来の日本に向けて素地を整えていく必要を強く感じます。その意味でも、東京神田ロータリークラブの過疎化の止まらない地域であり、被災し先の見えない地域に存在する児童養護施設に関わることの意味と意義は、計り知れないと感じています。

■「認定NPO法人カタリバ」の紹介
岩手県大槌町は、東北被災地の中でも町長自身が犠牲になり、復興へのスタートが遅れた地域です。その中でカタリバは、子どもたちの学習支援を担ってきた団体です。地域・学校との連携も素晴らしく、登校拒否の子どもが、カタリバに行って勉強すると出席扱いとなるそうです。震災を経験してきた子どもたちの心境は、想像の域でしかありません。学習支援という行為を通じて、子どもたちのそばにいることの意味は、どれだけの子どもたちの精神的支えになってきたでしょうか。その意味で、子どもたちのためにクラブとして支援応援する団体としての検討価値を感じます。小さな寄付で大きな成果を上げることのできる団体と言えます。

以上簡単ではございますが、ご報告とさせて頂きます。クラブとして東北支援期間を10年と決め、進めております。残り今期を含めた4年間に、東北の地に躍動感が大きく生まれること願って止みません。

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