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2018年10月 9日 (火)

「ロータリーの友にまつわるあれこれ」

9月20日卓話要旨

ロータリーの友 編集長 野崎 恭子 氏
(纐纈 公夫会員紹介)
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    『ロータリーの友』は、日本のロータリーの地区が1952年に東日本と西日本に分かれたとき、会員相互の意思疎通を図ることを目的に生まれました。当初の発行部数は3300部で、ほとんどの会員の皆さんが購読されていたそうです。その後、1977年に国際ロータリー(RI)で公式地域雑誌の規定が設けられ、日本では『ロータリーの友』か『The Rotarian』の購読が義務となり、『ロータリーの友』を毎月200円で皆さんに購読していただいています。
 RIの公式地域雑誌の条件の一つとして、『The Rotarian』の記事からRIが指定してきた記事を掲載することが決められています。『ロータリーの友』の目次に「RI指定記事」というマークの付いた記事がそれに当たるので、少なくともその記事は読んでいただきたいと思います。そのほかの条件として、7月号の表紙にはRI新会長の写真を掲載すること、雑誌の内容の50%以上がロータリーについてであること、年6回以上発行し、各号24ページ以上であることなどが決められています。世界で32種類の雑誌が作られていて、それらを「ロータリー・ワールド・マガジン・プレス」と総称しています。
 ロータリーの友事務所に寄せられる問い合わせで一番多いのは、横組みと縦組みの記事をどのように使い分けているのかということです。創刊時は横組みでしたが、俳句や短歌のコーナーが出てきて縦組みも取り入れるようになりました。
現在、横組みはRI指定記事やロータリーが力を入れている活動の特集など、縦組みは皆さんの投稿を中心に掲載しています。あくまでも会報誌ですので、ロータリアンの皆さんからご意見をどんどんお寄せいただき、全国の皆さんとディスカッションする場になればと考えています。
ご投稿に関しては、年間に700件くらいのご投稿をいただいており、掲載されるのは7~8割くらいです。活動をされた場合は、1カ月以内にご投稿ください。
 2016年7月号から、『ロータリーの友』のサイズが大きくなり、A4判変形からA4判になりました。この理由は経費削減です。『ロータリーの友』は多いときで月14万2000部発行していましたが、現在は9万5000部ほどです。赤字を解消すべく、一般的なA4判に変更することで年間900万円ほど経費を節減しています。 今年7~8月号にかけて、紙質も変えました。青に近い白から、きなりっぽい色に少し変えることで、年間約300万円を節減できる予定です。しかし、広告収入がなかなか入らないので、近いうちに値上げするかもしれません。広告を出してくださる方がいらっしゃれば、ぜひお声掛けください。
 私が編集長になって1年2カ月たちました。毎月、締め切りに追われていますが、何とか月1冊出しています。
8月の地区代表委員の会議では、紙面でロータリーの精神的なことを学んだり、議論したりする場がもっとほしいという意見も頂いたので、そうしたことを掲載できる場をもっと作っていきたいと考えています。
 編集長になると2年に1回、RI本部の編集者セミナーに出席しなければなりません。私は今年5月に出席したのですが、英語圏の人たちから見ると、表紙の「THE ROTARY-NO-TOMO」の「NO-TOMO」が、否定語が入っているように思うそうなのです。そこで10月号から毛筆の「ロータリーの友」のロゴの上にある文字を、「The Rotary-no-Tomo」から、
「ROTARY WORLD MAGAZINE PRESS」に変えました。これで外国の方にも、怪訝そうな顔をされることなく日本のロータリーの雑誌としてお渡しになれると思います。
 RIは現在、公共イメージの向上やブランディングの構築に力を入れていて、近いうちに本部からロータリーのロゴを入れるように言われるのではないかと思っています。そのときに、『ロータリーの友』は日本語ですし、毛筆で書いてあるので、ロゴとどう合わせていくかが課題になると思います。
 私たちの事務所は芝公園にありますので、何かありましたら気軽に立ち寄っていただきたいと思います。
9月号の表紙には、「Rotary」のスペルが隠れているのですが、お気付きになりましたか。ぜひ『ロータリーの友』を楽しんでいただければと思います。

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「地域現場目線で見た地方創生」

9月13日卓話要旨
明治大学専門職大学院ガバナンス研究科兼任講師/地域プランナー 川村 雅人 氏
(香取 純一会員紹介)

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   私は40年余り会社勤めをしましたが、元来地方が好きで、仕事を通じ全国いろいろな地域を見てきました。その中で、縁あって二十数年間付き合ってきた岡山県真庭市のNPO「21世紀の真庭塾」に現在も関わっています。このNPOは民間経済人を中心につくられ、長年の民間主導の活動成果が注目されています。その記録集作りをしたことを契機に、ここ3年ほどは月一のペースで地元に滞在しています。地方創生は自分の専門分野であり仕事にも携わってきましたが、一住民と同じ目線で見るといろいろな問題があるように感じます。
 地方創生という言葉はずっと前からあると思うかもしれませんが、わずか4年前、第2次安倍政権が東京一極集中を是正すること、人口減少に歯止めをかけること、日本全体の活力を上げることを目的に掲げた言葉です。地域活性化や地域おこし、まちづくりは普通名詞になっていますが、地方創生はまだなっていません。普通名詞になるには世の中が成果を認め、市民権を得ることが必要です。人口の地方分散、地域格差の是正は数十年来の大きな課題ですが、なかなか実現していません。ですから、地方創生は、地方にもう一度目を向けてもらうキャンペーン向けのスローガン程度だと考えればよいと思います。
 こうした地方創生の号令の下、国は全国の都道府県と市町村に「地方人口ビジョン」と「地方総合戦略」の策定を求め、地方創生関連予算として年間2兆円近くの国費を使っています。その成果はというと、地方の人口減少は止まらず、東京一極集中はさらに進んでいます。地方移住の成功策とされる「地域おこし協力隊」も地元定着面では問題があります。政府機関や企業の本社機能の地方移転も進みません。多額の交付金による「地方創生バブル」には、自治体も戸惑い気味です。徳島県神山町のような数少ない成功事例も昨日今日の成果ではなく、地方創生の成果を数年で問うのは酷です。特効薬はないと考えた方がいいでしょう。
 地方に暮し見えてきたことがあります。地方の財源不足は常態化しており、小規模市町村では自主財源が2~3割は当り前です。また、補助金の一部は返す必要があるので、一見魅力的な補助金に飛びつけば借金を増やすというジレンマに陥ります。加えて、自治体職
員がサラリーマン化し危機感や政策形成能力が不足していますし、地方にはまだ行政の「お上意識」や「無謬性」が残り、組織の変革がなかなか進みません。多くの議会も首長の追認機関のようになっています。
 真庭市では、元京都府副知事の太田昇氏が市長に就任しましたが、選挙は経験していません。市長は就任当時、真庭市が描かれた「里山資本主義」のブームを利用し、国の新たな事業メニューを次々に導入し外部人材も招聘しました。職員は市長の考えをなかなか理解できず、顔色をうかがっている状況です。でも、真庭市は地域創生の先進地域として評価されています。全国で10カ所しか採択されない「自治体SDGsモデル事業」にも選定されました。一方市民からは、「いろいろ頑張っているようだが生活が良くなったという実感はない」という声も聞かれます。市民不在の施策が進められる懸念がります。真庭市で最も力を入れている木を使い切る事業でも、当事者の民間企業に比べ事務方の行政側にリアリティが乏しいのが現状です。
 ではどうすればいいのでしょうか。一つ目に、お金だけでは計れない地域の価値の循環・継承を実現することです。先人から受け継いだ地域づくりのDNAを大切にすることが求められます。
 二つ目に、自分たちの地域の豊かさを再認識してオンリーワンの発想をもう一度持つことです。つまり、地域へのこだわりを知恵として活かすことです。
 地域に最も必要なのは人です。三つ目に、志や行動力、決断力のある当事者と時代感覚を持って目利きができる人が協働することで、山も動き出すと思います。
 しかし、資金も経済力も乏しいので、お金を出してくれる人を探す必要があります。つまり、税金以外の財源です。四つ目として、価値観の変革に注目し、地域を超えた支援を模索することが必要です。ボランティアの定着やグローバル人材の増加、クラウドファンディングやふるさと納税の活用なども重要です。これまでとは違う、新たな縁を結ぼうとする人が増えることで、可能性が広がるのではないかと考えています。
 私は真庭市勝山で築190年の古民家を修復し、滞在しています。機会があれば勝山に来ていただけると、私のお話したことを解っていただけると思います。

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NPO法人江戸城天守再建を目指す会から、公益財団江戸・東京歴史文化ルネッサンスへ

9月6日卓話要旨
一般社団法人江戸・東京歴史文化ルネッサンスの会執行役員 

黒田 裕治 氏(内藤 勝弘会員紹介)

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   東京には、世界に発信するようなこの国を代表するランドマークがありません。そこで江戸城の天守を再建して、東京のシンボルにしようというのが活動の原点となっています。NPO法人江戸城天守再建を目指す会の創始者である小竹直隆代表理事が、東京国際フォーラムの役員としてインバウンドの誘致活動で世界を回っていたとき、パリならエッフェル塔や凱旋門、ロンドンならバッキンガム宮殿、ニューヨークなら自由の女神というふうに、都市のブランディングができる建造物があるのに、東京には日本らしい建造物が現存してないという発想から実現に向けてのNPOを設立しました。
 実際に天守という、あれだけ高い建物を建てるとなると、とても大きな柱が必要になります。NPOでは、その柱をどうするのかといったような技術的な議論が中心でした。そうして運動が広まっていきましたが、東京に住む人たちのコンセンサスは得られているのかという大きな課題に直面しました。そこで、天守を含む江戸城を建てる意義と役割を広く伝えるために、NPO法人から一般社団法人となり、さらに現在は公益財団法人化の取得を目指しているところです。
 活動の中では、「日本」を世界にどう紹介するのかという観点と、訪日観光客をどう呼び込むかという観点が重要になります。日本は多くのインバウンダーが訪れるようになりましたが、これからは人口減少問題が深刻となり、国力が低下することが考えられます。そこで重要になるのが観光振興による「交流人口」の増加です。日本の観光は、現在の訪日客急増現象を含めて3度のブームがあったと考えていいでしょう。 1度目はマルコ・ポーロが『東方見聞録』で「黄金の国ジパング」と紹介した頃の時代(実際の訪日とはなりませんが日本という国が認識されました)、2度目は19世紀のジャポニズムの流行、そして3度目の現在は、漫画やアニメがブームの下地になって多くの訪日観光客が溢れています。そういう背景の下、日本は「国策」として観光立国を推進しており、観光ビジョン(観光ビジョンの実現に向けたアクション・プログラム2018)の中で文化財の紹介の仕方や保護・保存の仕方をきちんと考える方針を掲げています。そして、日本文化を正しく伝えるため、地域の文化財を一体的に整備・支援することにしています。つまり、東京なら東京という地域全体を考える方向性になったわけです。
 例えば、赤坂迎賓館は従来、一般の人は入れませんでした。しかし、明治の日本文化を伝える素晴らしい建物ですから、これを見せながら保存・活用しようという方向に転換しました。今では迎賓館ツアーには多くの方が参加していますし、実際に見るととても感動します。一方、東京駅でもプロジェクトが進んでいます。ただ補修するだけではなく、保存・復元・耐震の要素を加えているのです。従来の文化財保護の考え方とは異なり、未来に遺産をつないでいこうとする発想に転換したことが大きなポイントです。
 2014年には「東京文化資源会議」が発足しました。上野、本郷、谷根千、神保町、秋葉原、神田、湯島などの特徴ある文化を保護育成することが目的です。2017年から当財団も会議の輪の中に入ることができました。地域一帯を精査し未来につなげていこうという考えを持っていないと、江戸城を建てる意味はないということです。さらに東京を含む関東地域のことを考えるときに「江戸時代」だけを見ていたのでは意味がなくて、時空を超えた発想を持たないと次につながる観光という資源にはなりません。観光という言葉は『易経』に由来していて、「国の光を観る」で観光なのです。光とは何かというと、その国の未来であり、未来とはそこで生き生きと生活する若者の姿のことです。それを観に行くのが本来の意味です。アニメをきっかけとして日本に興味を持っていただいたのです。
日本は、国際社会への参画をずっと目指してきました。明治6年(1873年)には、国際博覧会に出展しています。これがジャポニズムの流行につながったといわれています。昭和15年(1940年)の紀元2600年記念日本万国博覧会や幻の東京オリンピックも、国際社会の一員となるために計画された国策でした。こうして日本は、国際社会へのアプローチをずっと続けてきたのです。
当財団では、公益財団法人格を取得してしっかりと活動を続けていきたいと考えていますので、今後ともご理解とご支援をお願い申し上げます。

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「今、アートの領域は無限に広がる」

8月30日卓話要旨
森美術館 館長 南條 史生 氏
(井上 貴夫会員紹介)
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   私は慶應大経済学部を卒業して、銀行にも勤めたことがあるのですが、いろいろ考えて方向転換し、文学部で美術史を学び、現代美術の専門家になりました。皆さん、美術といえば古いものをまず思い浮かべると思うのですが、私はある時期からずっと新しいものばかり追い求めています。
 現在、森美術館は現代美術館と銘打っていますが、基本的には古いものも見せているのです。例えば開催中の「建築の日本展」では、日本の古い建築も随分紹介しています。しかし、常に新しい視点から作品を紹介しています。展覧会の視点は常に現代であるという考え方です。
 これは非常に面白い展覧会で、建築展としては珍しい考え方をしています。というのも、今の日本の建築は世界中で非常に強いのです。「建築のノーベル賞」といわれるプリツカー賞の受賞者は日本人が6人で、アメリカに次いで多いです。この展覧会は、日本の伝統建築の中にはある種の特殊な遺伝子があり、それが今も引き継がれて日本の建築が世界で評価されているのではないかという仮説の下につくられています。古い建築と現代建築が一緒に登場し、似ているものを対比させているのです。
 次に始まる「カタストロフと美術のちから展」は、当館のキュレーターが、東日本大震災のことを美術の世界でもきちんと議論する場をつくった方がいいと考えて提案したものです。
 また、六本木ヒルズ10周年のときに私が提案して、森ビルでは「イノベーション・シティ・フォーラム」を毎年開いています。都市デザインやイノベーション関係者を呼んできて、未来を見据えた知的な議論を毎回しています。このように、日本が置かれている文化的状況をつかんでいくことが私のこれまでのアプローチの仕方です。
 今の時代、アートは絵画や彫刻だけではありません。境界はものすごく広がっていて、今はアートはコンセプトで定義されます。つまり、いろいろな方法でいろいろな考え方を表現したものが全てアートに入ってきます。伝統はもちろん大事なのですが、伝統と新しいものをどうやって組み合わせて発展させるかが問題な
のです。
 さて、中東ドバイの22歳の女性作家は、イスラム世界では女性が顔を見せられないことの隠喩として作品を制作していて、社会に対する不満を表現しています。このように、現代美術は社会に対する批判や不満を含みやすい表現手段なのです。
 それからもう一つ、最近よくいわれているのがダイバーシティ(社会の中の多様性)だと思います。足を失ったある若い女性作家は、自分の体をさらして写真作品を作っていて、森美術館でも展示したことがあります。一種のパフォーマンスに近い状態を作って写真に撮り、写真自体が作品になっているのですが、私は非常に可能性を持っていると思っています。アートの世界では今まで、身障者の出番はそれほどありませんでした。そういう方々に道を開こうという大きな流れが、文化庁の主導で徐々に生まれています。
 現代美術の世界では、非常に変わった作品がたくさん生まれています。落合陽一さんの作品は、デジタルテクノロジーを用い、シャボン玉の上で蝶が羽ばたくというものです。さらに人間が遺伝子工学を使って異様な生物をつくる時代が近づいていることを暗示する作品も登場しています。
 アルゼンチンのある作家は、シャーレ内の細菌のDNAに、『旧約聖書』から取った神の言葉を記号に置き換えて挿入し、作品にしました。神の言葉を宿したまま生きている生物になります。つまり、人間は将来、神となり、生物を自由に設計できる時代が来ることを表しています。
 また、iPS細胞から増殖させて作った革のコートの作品を展示したこともあります。何が面白いかというと、牛を殺さなくても革のジャンパーを作れるということです。また、レズビアンの女性同士が遺伝子操作で子どもを作ったときの状態を表現した作品も展示したことがあります。
 こうしたものは、全て現実の反映です。アートというのは、そういう現実を反映する一つのプロフェット(預言者)という性格を持っているのです。世界の現代美術はこうした状況を映す鏡でもあるのです。

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「生い立ちに関係なく、誰でも好きな“じぶん”になれる」

8月23日卓話要旨

田中 麗華 氏  
(会社員・モデル)

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「児童養護施設出身モデル」に、職業としての「モデル」と「児童養護施設で育った一つのロールモデル」という2つの意味を込めています。今日のお話は、サクセスストーリーではありません。児童養護施設で育った子供たちの「自立の壁」や「こころの不安定さ」をお話し、児童養護施設で育った子供たちへの「理解の輪を広げたい」と思っています。「知らない」ことで、「誰かを傷つける」こともあり、逆に「正しい理解」で「誰かを救う」ことにもなります。

私は両親の不仲が原因で、これまでの人生の半分を施設で過ごす事になります。ごく普通の家庭が、小学校にあがると、両親がケンカをするようになり日常的暴力が…お母さんが家出し、お父さんの怒りは子供たちに。ある日、いつものようにお父さんから「出て行け!」と言われ、パジャマ姿で姉と2人で夜道を徘徊、警察に保護され、児童相談所へ、そして児童養護施設に移動になります。お兄ちゃんも、1ヶ月遅れて同じ施設に。

施設にいたことでいじめられたことはありませんでした。先生や友達のお母さんたちも理解がありました。夏祭り、花火大会、いろいろな催しにロータリークラブ等の方々が招待してくださり、皆で外出し食事をしたりする非日常の体験は、とても楽しかったです。

「一人の人としてみてほしい!」「ちょっとの頑張りも認めてもらいたい」、そんな思いが報われたのは、ピアノを習った事です。ピアノはやればやるだけ先生に褒められる…そのピアノの先生と喧嘩したこともありました。当時の私にとって信頼関係を深めるための大切な関わりでした。

アルバイトは2つかけもち。9月に志望校決定、自立準備で職員と密にコミュニケーション、施設を出る実感が湧いてきました。
短大に入学するまでに151万円必要、給付型奨学金は総額70万円。卒業までに144万円奨学金を借金。家具家電の寄贈はなく、アルバイトをして購入しました。学費はすべて奨学金で、生活費は全てアルバ 
イトで。学校が終わって5時間働き、土日はフルで働きました。友達がディズニーやライブに行く話で盛り上がっているのに「なんで私だけ?」お金の不安から友達の誘いは断り、一生独り?…まさにお先真っ暗ループです。

自治体で始まったフェアスタート事業のお蔭で、家賃が1万円に、経済的な“ゆとり”ができ、いろんな人との出会いが“じぶん”と向き合うきっかけにもなりました。いろんな大人に支えられ生きていることを再確認、「一生独り」ではないと気づきました。

そして、憧れていた「モデル」の夢に向かって歩き始め、ミスコンで準グランプリを受賞。
生い立ち関係なく誰でも好きな“じぶん”になれる!…これは私が一生かけて伝えていきたいことです。
 
給付型奨学金、住居、家具家電等の経済的支援、就労体験等で、施設で暮らす子供たちがフェアスタートできるように応援してください。巣立ちを応援しているプラネットカナールも宜しくお願いします。

ゆくゆく、私は福祉やマイノリティに光をあてる活動をし、施設で暮らす子供たちに、じぶんと向き合う大切さを伝えていきたいと思っています。

【NPO法人プラネットカナール理事長 鈴木邦明氏】

プラネットカナールは14施設を支援しています。今年8施設24名の卒業生を応援できました。今年からアメリカンスクールも活動に加わりました。主要な6家電は希望者全員に贈ることができ、それ以外にも222アイテムを贈呈しました。
贈呈式は、はにかみながら喜ぶ卒業生たちの笑顔で溢れていました。来年も30名ぐらいの卒業生を応援しますので、引き続きご支援、宜しくお願いいたします。

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