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2019年9月 2日 (月)

「ガバナー公式訪問」

7月25日卓話要旨
 国際ロータリー第2580地区
2019~20年度ガバナー 新本 博司 氏

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 私は、東京神田ロータリークラブができた1964(昭和39)年の3月に沖縄県石垣島の高校を卒業し、上京しました。まだ飛行機も通っていない頃だったので、鹿児島まで船で渡り、そこから汽車で24時間かけて東京に向かいました。ちょうど東京オリンピック前の喧噪の時代です。千駄ヶ谷で住み込みのアルバイトをしながら専修大学に通った私にとっては、この神田神保町というのは青春時代を過ごした場所です。一生忘れられない地域であり、これからも私の人生を左右する場所ではないかと思っています。
 やはり人の縁というのは、とてもいいものだと思います。東京神田RCは55年という歴史を重ね、第2580地区の中でも伝統と重みのあるクラブです。このクラブからこれまで3名のガバナーが出ており、多田さんはパストガバナーとして、クラブの陣頭指揮はもちろん、第2580地区だけでなくRIに大きな影響力を持っておられます。私が新入会員だった頃にも、いろいろな刺激を受けました。
 私が多田さんから教えられたことの中で特に重きを置いているのは、ロータリーは何のためにあるのか、なぜロータリーができて、現在のような状況にあるのかということです。120年経とうとも、ロータリーの中核的価値は変わらず守られており、変えてはいけないものだと教えられました。これまでと変わらないことを守るとともに、ロータリーを通じてわれわれの幸せを具現化していくことを多田さんは言ってこられたのだと思います。その伝統は恐らく、以前のガバナーも伝えてこられたのではないかと思います。
 東京神田RCが3名のガバナーを輩出することにより、第2580地区全体に示唆を与えたことは否定できない事実です。そして、これからどのようにわれわれが新しい時代を担っていくかというのは、重要な意味を持つのではないかと思います。この時期に私がガバナーに指名されたのも何かの縁があると考え、クラブの活性化に少しでも寄与できればと考えています。
 120年も続くと、人も時代も変わり、価値観も変わってくるかもしれません。その中で、変わらぬものを堅持しながら時代にどう対応していくかが、われわれが等しく抱える課題だと思います。年を重ねてロータリアンとしての重みを増している方々を見ると、どのような思いを持っているのかというのは大変興味深いことです。そういう方々が後進に思いを伝えていくことは、とても重要なことではないかと思います。やはり楽しいから続けていられるのでしょうけれども、その裏にある思いを知ることが重要です。
 クラブでお互いの意見を述べ合うことによって、ロータリーに入ってよかった、幸せな人生を歩んだということがあれば、ロータリーはわれわれにとって大きな意味を持つと思います。全員が幸せだったと言えれば最高ですが、いろいろな方がいるでしょう。その中で一期一会の精神でつながって、ここに集まっているわけです。つながりを大事にしていくことは、将来に大きな影響を与えるでしょう。その縁をいかに大事にしていくのかが、いま私に与えられた課題だと思います。先輩方からの知恵もお借りできれば幸いです。
 今やわれわれの環境は、以前よりも複雑になり、毎日変化しています。例会に出席したくても出席できず、出席率が悪くなる可能性は十分あります。そこでマローニーRI会長は、出席率を高める方法として「家族を巻き込んで、例会に一緒に出席する雰囲気を作ってほしい」と言っています。要するに、何が大事かを見極めて多様性に応えていかなければ変化に対応できないということなのだと、私は解釈しました。
 マローニー会長が言っているのは、「ロータリーは世界をつなぐ」という1点です。人種や国境を超越して、心をつないで、世界をつないでいけば、平和でお互いに幸せを感じられます。家族やクラブを大事にしながら、地域のことに積極的に取り組んでいきましょう。神田という街に住み働く皆さんが、後輩にもぜひ住んでほしいという思いをつないでいってほしいのです。治安が良くて安全であれば、多くの人がこの地域にやって来て、人口減少もなくなります。神田という素晴らしい街を皆さんの力で支えてください。私も一期一会の思いを皆さんとかみしめながら取り組んでいきたいと思っています。

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