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2020年9月 8日 (火)

「防護服支援プロジェクト─過疎の町とボランティア活動」

8月6日卓話要旨
気仙沼つばき会 副会長  小野寺 紀子 様
(新 健一会員紹介)

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新 会員より 

本日は防護服支援プロジェクトの共同代表・小野寺紀子さんにリモートで参加して頂きます。本プロジェクトは医療機関等に手作り簡易防護服を届ける活動で、東京から薗部喜史氏と新、宮城からは小野寺さんの3名が共同代表を務める任意団体です。
4月19日に東京都済生会中央病院から簡易防護服が足りない、毎週1,000着必要だがGWにはショートしてしまうとの電話が入り、当クラブでも非常に縁があり、人と人との繋がりが強い気仙沼の人達であればと、小野寺さんに相談をした次第です。簡易防護服は70ℓのポリ袋2枚と養生テープだけで出来ています。着脱しやすい今の形になるまで練りに練っています。試作から資材調達、寄付金口座開設等、全て同時に開始して4月27日には300着を出荷。4月中に10日間で600着製作。NHK宮城や地元紙、毎日新聞全国版(気仙沼ニッティング御手洗氏のコラム)等で取り上げられ、製作ボランティアや支援先が全国に広がり、5月12,700着、6月13,550着を製作。本日現在38,105着を81の医療機関や高齢者施設に送りました。製作ボランティアは96団体、気仙沼を除く個人は228名です。(一部重複有)
ご寄付は全て資材費・送料・検品や事務局のパート代・ホームページ作成費に充当、高柳さんの会計事務所にボランティアで管理して頂いております。寄付金の現況ですが、当クラブにも前年度50万円ご寄付を頂きましたが、9月には不足してしまう状態です。ぜひ今年度も御支援頂ければ幸いです。

小野寺紀子さまより 

残念ながらオンラインですが宜しくお願い致します。気仙沼は漁業と水産の町です。震災で約9割の産業と会社が被害を受けて流されてしまった中、沖にいる船は無事だったので、それが復興する間の心の支えだったこともあり、漁師さん達を少しでも応援しようと活動しています。気仙沼つばき会は大漁旗を作成、「出船おくり」を開催し、かっこいい漁師さんを発信する「漁師カレンダー」を作って販売しています。もとは旅館やホテルの女将さんたちの会で、水産加工会社などの異業種や移住してきた若手も加わり、今は総勢30名位の会です。昨年7月末には、一般社団法人歓迎プロデュースを立ち上げ、気仙沼船籍ではない船の漁師さんたちのため、お風呂と食堂をトレーラーハウスで作り、その経営もしています。
反対する理由がないなら前向きに検討するのがモットーの気仙沼つばき会。簡易防護服作りも「やっぺやっぺ」「絶対絶対やった方がいい」と開始。コロナの影響で休ませていた従業員を動員して製作するメンバーもいて、慣れてコツを掴むと工夫の声も上がり、一日、二日で何百枚をも製作。三陸新報の取材を受けて活動紹介とボランティア募集が載ると100名弱が集まりました。私のコーヒーショップの一部を検品や資材受渡場所として開放。そこを起点に皆さんが出たり入ったりしながら防護服作りを一生懸命やりました。気仙沼ニッティング(気仙沼の主婦による手編みニットの販売会社)様も加わり、強度の改善等の提案を頂き、気仙沼の作り方、気仙沼スタイルが確立しました。先日は新さん、薗部さんと共に気仙沼市長を表敬訪問し、プロジェクトを報告、小・中学校や高校生も作れるよう学習に取り入れる提案をしました。田舎は少子高齢化で人口が減り市や役場にお金も人手も無くなる、それを補えるのはボランティア活動しかないのではないかと思っています。今、子どもたちに、誰かのために自分の時間を使うというボランティア活動を学ぶ機会が増えれば、10年20年後に財政面でフォローになるのでは、それこそが田舎に残された一つの道ではないかと思っています。今後も感染者数が増えると財政面が回らなくなります。是非ご支援宜しくお願い致します。私の方は現場で作り手を増やしたり、全国に同じような仲間を増やしたりすることを頑張って参ります。

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