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2021年4月21日 (水)

「新型コロナウイルスと社会奉仕」

4月1日卓話要旨
地区社会奉仕委員会委員長 茂木 正光 氏
(東京板橋セントラルロータリークラブ)

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   東京板橋セントラルロータリークラブの茂木です。神田RCで卓話をするのは、約10年ぶりです。本日は地区社会奉仕委員会の卓話ということで、当地区の社会奉仕の現状をお話しします。今後、社会奉仕事業を企画・運営する際にお役立て頂ければ幸いです。
 神田RCは気仙沼のボランティアと連携して、病院や高齢者施設に手作り防護服を寄贈するサポートをされています。支援される側が支援する側になって社会に貢献する、そのコーディネイトをロータリーが出来ているのは本当に素晴らしいことで、私も各所で紹介させて頂いております。
地区社会奉仕委員会の役割は、各クラブの社会奉仕事業がより活性化するよう、事例等を情報提供・共有することです。前年度は社会福祉協議会にヒヤリングを行い、地域の最新の課題・ニーズを収集し各クラブに共有しました。その時、キーワードとして出てきた言葉が「孤立」です。また、地域では課題・ニーズが多様化して、社会福祉協議会では対応が難しくなっているところも出てきています。
本年度、社会奉仕委員長として出した方針は「クラブとして地域の最新の課題やニーズを捉えていますか?」ということをお伝えすることです。ロータリーモーメントと言っても良いかもしれませんが、奉仕の実感を得られているロータリアンが多いほどクラブは活性化するのではないか、ひいては退会防止や会員増強に繋がるのではないかとも考えています。クラブによって地域も歴史沿革も予算や人員も全然違いますから、何をやればいいということはありませんが、地域の課題・ニーズを捉えていて、ありがとうと言ってもらえる、現場に行って大変な状況を知り、何かやれる事はないかと考える機会を作る。会員に奉仕の実感を得て頂くというのがクラブの社会奉仕委員会の役割ではないかと考えています。
 コロナ禍において、クラブによっては休会し、社会奉仕事業の話し合いが出来ない状況になりました。そこで、頑張っているクラブから情報を収集し、悩んでいるクラブにお伝えすべく地区社会奉仕委員会は動いております。昨年5~6月のアンケートでは、神田RCや紀尾井町RCが早い段階から対応していた一方、例会や理事会が開けないため決定できず、結局何もできなかったというクラブがありました。
9月には社会奉仕委員長を対象とするオンライン会議を開催しました。グループディスカッションにおいては、社会奉仕事業について話し合う機会が無くなっていることやイベント型の社会奉仕事業が開催できなくなっている等のお話がありました。当地区で行われているイベント型の社会奉仕事業(コンサートの主催や市民お祭りへの出店など)はほぼ全滅です。長年続けてきて思いが強いからこそ切り替えられず、結果として、本年度は社会奉仕事業が出来なかったというクラブもありました。1~3月のアンケートでは、昨年と比較して、マスクや防護服寄贈の支援から、社会的経済的影響を受けて困窮している家庭への支援等が増えています。とはいえ、引続きマスクや防護服が必要な保育所や医療機関もあります。寄付型の社会奉仕事業でも、会員が奉仕の実感を得られるよう進捗報告をする等も大事だと考えています。
 今後、「孤立」は深刻化するかもしれません。板橋区社会福祉協議会が事務局を担当された食品配布会に当クラブはお米の協賛を行いました。民生・児童委員や子ども食堂を運営するボランティア代表が来場者にお声掛けをしていました。お米自体にも感謝されましたが、それ以上に「地域の中で独りではなく、助けてくれる人達がいることに気づけました」という言葉を頂くことができました。
名護RCからはアンケートに「ただ単に、品物やお金を寄附するだけではなく、その現場をみて、どうしたらその環境を変えられるか、個々の家庭レベル視線での提案対策に協働していく、寄り添っていく、関わっていくことも大切ではないか」というコメントを頂きました。今後も、withコロナで何ができるのかを考えねばならないでしょう。また、クラブへ社会奉仕事業の進捗・成果を伝え続けること、社会奉仕委員長が頑張るだけでなく、会員の皆さんが状況を知り社会奉仕委員長を支えるような雰囲気作りも必要でしょう。
最後に、次年度、東京都からの要望でロータリアンが職業やビジネスマナーについて話す出前授業ができないか協議中です。是非ご協力頂ければと思います。

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